ことぶきケアマネジメントセンターです
健康寿命とは、病気やけがなどにより日常生活が制限されることなく、健康的に自立して生活できる期間のことをいいます。
高齢期の人生をより豊かなものにするために、要介護状態にならないよう、介護予防に取り組み、健康寿命を延ばしましょう。
●運動で足腰をもっと丈夫に●
足腰の衰えは、高齢者が要介護状態になる大きな要因です。ウォーキングなどの運動や、無理のない程度の筋力アップ運動をしましょう。
●毎日の食事でしっかり栄養を●
高齢期の食生活でいちばん心配なのは、低栄養状態です。特にたんぱく質やエネルギーの不足によって筋肉や脂肪が減り、やがて身体機能が低下してしまいます。1日3食、脱水にも気を付けて食生活を見直しましょう。
●お口の健康は全身の健康につながります●
口腔ケアをおろそかにしていると口の中が不衛生になったり、飲み込む力が衰えたり、人と話す機会が減るなどの危険があります。毎食後の歯磨き、入れ歯のお手入れ、口腔体操など、習慣にしましょう。
●認知症は早期発見と早期治療が大切です●
認知症は誰もがかかる可能性があります。しかし、生活機能の向上による予防や、早期発見と適切な治療で症状を軽減することが期待できます。認知症予防のため、運動、食事、社会交流など生活改善を行い、気になる症状がある場合は、専門医に相談をしましょう。
●もっと外出の機会を増やしましょう●
閉じこもりは、運動機能、低栄養、口腔機能、認知症、うつと密接に関わりながら、悪循環を生み、生活の質を低下させます。週に何回と決めて外出する、地域の集まりに参加するなど、外に出る機会を作りましょう。
●心の健康に注意しましょう●
以前は楽しかったことが楽しめなくなった、些細なことで落ち込み、悲観的に考えるようになるなど、うつ状態に陥る危険があります。辛い気持ちは、周りの人に相談したり、無理をせず心身を休めたり、専門医に相談をしましょう。
●肺炎に注意●
高齢期は風邪や、インフルエンザなどの感染症が重症化したり、肺炎につながったりすることがあります。また、誤嚥により、気道に食物や、雑菌が入り込んで肺炎を起こすこともあります(誤嚥性肺炎)。高齢になると、肺炎になっても典型的な強い症状が出ず、弱い症状だけの場合もあるので、早めに医師に相談してみましょう。
●薬を上手に活用●
高齢になると、薬の種類や、飲む回数も増えがちです。治療を受ける病院や、診療科が異なることで、似た成分の薬や、飲み合わせが悪い薬が処方される恐れがあります。お薬手帳を活用し、医師や薬剤師に正しい飲み方を相談しましょう。