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短時間デイケアって何?

吉田病院 リハビリです

現在の医療保険の規定で、介護保険の認定を受けられている患者様については、一定期間経過後は医療保険でのリハビリが受けられなくなっています。

ある日、85歳の外来患者様で、リハビリの期限が近づいた方とお話ししていた時の事です。

 

患者様:「期限が来てリハビリできんようなったら、身体のことが心配やわ」

 

この方は今までは外来でのリハビリを行っていたのですが、介護保険で要支援2と判定されており、期限後は規定により外来リハビリを受けることができないのです。

 

リハ職員:「今まででしたら自宅でもしっかりとできる運動を教えますので継続してくださいというところですが、当院では短時間デイケアという介護保険サービスがあるのでどうでしょうか?」と提案したところ

 

患者様:「デイケアは好かん!」と一蹴されてしまいました・・・・・・・

 

リハ職員:「どうして嫌いなんですか?」

 

患者様:「あんな、おじいやおばあが行くようなところに行きたくない」「まだそんなに歳はとってないし、頭はしっかりしとる」「あんなレクとか子供だましみたいなんは苦手なんじゃ」

 

そのお話を聞いて、恐らくデイサービスと混同されて、そういう風に感じられたのではないかと思いました。

その方の病状に合わせて計画を立て、リハビリを行います
その方の病状に合わせて計画を立て、リハビリを行います

デイケアは、

日中に送迎つきで当施設にきていただき、身体機能・認知機能・日常生活動作の維持、回復を目的として、医師の指導のもとに理学療法や作業療法、自主訓練や体操・物理療法などを行い、元気に生活を送っていただくための介護保険のリハビリサービスです。

 

この患者様にも時間をかけて、送迎付きの短時間のデイケア(2時間程度)があることを説明させていただいた結果、無事に短時間デイケアでリハビリを継続していただけることとなりましたが、意外にこの短時間デイは知られていないことを痛感しました。

皆さん!簡単にいうと

短時間デイケア=「送迎付きの外来リハビリ」だと思ってください。

作業療法士による集団体操指導の様子です
作業療法士による集団体操指導の様子です

=== 当院の短時間デイケアの特徴 ===

1.   専門のスタッフが充実しています。

リハビリは常勤の経験豊富な理学療法士・作業療法士が実施し、いつでも日常生活の困ったことや相談などに応じます。集団での体操指導も毎回行います。

2.   バイタルチェックは理学療法士と作業療法士が担当します。

3.   介護度に係わらず、利用者お一人おひとりのための個別の計画に基づいてリハビリを行います。

日常生活の中で身体についてお困りのことがあればお気軽にご相談ください。